相談者Fさん(52歳/男性)は偏頭痛に悩まされ長年通院していましたが改善されることはありませんでした。ある時、インターネットでホームタウンのホームページを見て、自分の頭痛がもしかしたら霊的な障りではないかと思い、相談することにしました。また、Fさんは青年期からたまに金縛りにあうことがあり、そのことも何か関係しているのでは、と思ったそうです。
ホームタウンでFさんの鑑定をしたところ、Fさんの自宅の古井戸に神様が宿っており、その神様が苦しんでいるということが分かりました。
Fさんの家は昔から受け継がれてきた屋敷で、代々井戸の水を使用していましたが、現在では井戸をふさいでいました。Fさんの先祖は神様を祀るというほどではありませんが「井戸には水神様が宿る」と言い、井戸を大切にしていました。しかし、時代の流れでその習慣も風化し、現在では井戸をふさぎ、井戸を大切にする気持ちも、神様の存在も忘れ去られていました。この神様は人間の心の身勝手さに怒り、そのことを当主であるFさんに偏頭痛と金縛りという形で伝えていました。神様に対してなぜ偏頭痛なのかを伺うと、人間の血液を水脈に例えて訴えていたそうで、血液の流れに異常をきたし偏頭痛という病状になったとのことでした。
Fさんはこの井戸の神様の存在をこれまでずっと知りませんでしたが、時代の流れの中で忘れ去られ、蔑ろにされてしまった神様に対して今自分ができることを考え、この神様をお祀りすることにし、神事をお願いすることにしました。
神様を祀り込む神事をしていただき、神様に対して何か望まれることを伺ったところ、「代々言い伝えをしていってほしい。そのためにも毎月祀り日に麺類を家族で食べてほしい。それを習慣にして忘れないでほしい。その代わり、必ずこの家系を守っていく」とおっしゃいました。Fさんは神様について語り継いでいくと約束しました。
後日、Fさんに体調はどうか伺ったところ、偏頭痛は治まり、今のところ金縛りもないそうで、大変喜んでいらっしゃいました。また、自分の子どもたちにも神様からのメッセージや、自分が神様と約束してきたことを伝え、孫にも神様やご先祖様に手を合わせることの大切さを教えているところだそうです。
神様というと神社を思い浮かべることと思いますが、身近なところに神様が宿っていることが多々あります。頭痛や血液の病気、金縛り、また、絶家など神様からの訴えが様々な形で現れます。本来は人を守るべくして存在している神様ですから、きちんとお祀りし神様の御意思を伺い、行動することで家系を安泰に導くことができます。