先祖供養  自死した叔父の供養

N.Aさん(40代/男性)

私には幼い時から優しく接してくれた叔父がいました。叔父は約40年前、自身の夢であった家庭菜園を楽しめる自宅を新築し、幸福の絶頂にいました。この時は、その後、叔父一家が不幸のどん底に突き落とされるとは誰もが思いませんでした。

自宅を新築した翌年、叔父の最愛の妻が脳出血で突然亡くなりました。それから、叔父一家はその後も幾多の不幸に見舞われました。叔父の子は男3人でしたが、長男は病気になって入退院を繰り返し、自宅アパートで亡くなり数日後に発見されました。三男はコイン洗車場で洗車中に脳卒中で突然死し、二男は若くして引きこもりになりました。叔父と二男との折り合いも悪く、叔父自身はうつ病を患い、最期は自宅の庭で自死しました。

叔父の通夜の夜、母が就寝中に金縛りにあい、その際、亡くなった叔父の声で「ありがとう」というのを聞くという、不思議な体験をしました。それから8年経った冬のある日、私自身が異常な悪夢にうなされ、さらにその直後、母の手の力が突然抜けるという不思議な体験がありました。そのため、以前からお世話になっているホームタウンに相談しました。鑑定して頂いた後の神事で、叔父が成仏出来ていない事を知り、供養を依頼しました。

供養の際、叔父は泣きながら、母と私に感謝の気持ちを伝えてくれました。自らの自死と妻子の死、二男の引きこもりについては、買い求めた土地の因縁が影響している事を教えてもらいました。

叔父は私に、自分を枉げずしっかり進み、自分の思った事を他人に話せるようになって欲しいとメッセージをくれました。また、叔父と自分しか知りえない父の性格の事などを聞かせてもらう事が出来、間違いなく亡き叔父と再会できたと確信しました。叔父が教えてくれた土地の因縁については、後日改めて鑑定して頂く事にしました。

私自身、感情に流されやすい性格ですが、供養を通じて叔父から教えて頂いた、自分を枉げずに生きる事を目指して、日々人生修行に努めています。