神様のお祀り  土地の神様のお祀り  40歳になる息子が縁遠い

R.Tさん(70代/女性)

長男が40になるのに結婚出来ずにいる事を、近所に住んでいる知人に話しましたら、こちらを紹介して下さりました。息子は仕事が忙しく、また離れて暮らしているため、お付き合いしている方がいるのかさえ分からずに不安でした。

先生にみて頂きましたら、土地の神様が本来の働きが出来ない状態にある、と教えてくださいました。しかし、小さいながらも外に社もありますし、榊を供え、朝は水をあげて拝んでいましたので、おっしゃっている事が理解出来ずにいました。

そんな私に先生は「形が整っているから大丈夫って事ではありません。社があっても神様がいない場合もあるし、社がなくても神様がいる事もある。どんな人間が手を合わせていても、神様が働ける状態でなければ、家を守る事は無理だし、逆に働けない状態を家族に分かるまで訴えて来ますよ。」と説明して下さいました。

なぜ家の神様がそんな状態なのか聞いて頂きましたら、「家を建て替えた時に社を移動した事が原因です。社はきちんとしてあるけど、神様は建て替えた家の下敷きになっています。」と言われました。お社を移動させる時は、神主さんにお願いをしていましたので、安心しておりました。なのでその事を言われて困ってしまいました。

私は神様に、「知らなかったとはいえ、失礼な事をしてしまい、大変申し訳ございませんでした。どうかこれからは家族を守って頂きたいです。」とお願いを致しました。

すると神様は、今後家族を守護していく、とおっしゃって下さいました。その代わり、「今後このような事が起こらないようにするためにも、毎月祀り日にそばを家族で食べて、代々語り継いで欲しい。」と言われました。その上で「いい縁を繋ぎます。」と言って下さりました。このままでは、絶家になってしまう所でしたので、安心致しました。

それから約1年経った頃、息子から「紹介したい子がいる。」と連絡があり、現在は結婚をして孫も誕生しております。息子夫婦や孫にも、神様の事をきちんと伝えて、「そばの日」も実行しております。今は家族皆が健康で幸せに過ごせている事を大変感謝して、神様に手を合わせております。