我が家には祖母が長年にわたり大切に仏壇で守り続けていた仏像がありました。今から80年以上も前に仏師の方にお願いして彫っていただいたという仏像でした。祖母も生前、孫の私に大切に守っていくようにと常々言っており、形見のような仏像でもありました。
その仏像を自分が祀るようになったのち、いつも見ていると不気味で気分が悪くなり、また、情緒も不安定となり、体調もすぐれず、さらには仕事上も上司のパワハラなどに見舞われたため、インターネットで知ったホームタウンに相談させていただきました。
その仏像を持って相談に伺った際、そこから発する負のエネルギーが非常に大きく、相談員の方を卒倒させてしまい、非常にご迷惑をかけてしまいました。いままでは、目に見えない世界のことを気にすることがあまりなかった私ですが、その恐ろしさを目の前で現実に知らされました。
そこで、鑑定していただいた結果、その仏像に「霊障」がついていることがわかりました。家に戻って、家の歴史を振り返ると、その仏像が祀られるようになってから、不運が続き、祖父も40代前半の働き盛りで世を去り、それから経済的にもどん底の生活、兄弟・親族間の不和が続いたことなど長年にわたり家の運気が衰え、人心も荒んできていたことが頭に浮かびました。
最初は母も半信半疑で「まさか」とか「信じられない」と連発していましたが、最終的には霊障を取り除く神事をしていただくことに同意してくれました。
神事の際、この仏像にはもともと「怨念」がついており、その影響で家運が衰えたことがわかりました。そして、その「怨念」を神様方のお力で取り除いていただきました。その際、神様から「早く気づけばよかったのに」とのお言葉と、出先等で仏像を観た際は「意識をもっていかないように」とご指導をいただきました。
今思うのは、本当は人を護る仏像にまさか「怨念」がこもっていることに気づけなかった自分、眼に見えるものしか信じなかったことに反省させられました。
もし、その時、ホームタウンに相談することがなかったら、さらに自分も家族も不運の嵐に見舞われたと思います。今では、自分の短所に気づきの場を与えていただいたことに心から感謝しております。